「新生Z」

──それは、日産のスポーツカーの伝統を、先進の技術と新しいデザインに融合させた全く新しいクルマの誕生にほかなりません。「Design(デザイン)」「Performance(性能)」「Value(価値)」といった、初代「Z」から変わることのないDNAを継承し、乗る人すべてに所有することの喜びと走る楽しみとを提供する、新世代の「Z」カーなのです。

“Lust then Love”──これこそが新しい「フェアレディZ」に最もふさわしいキーワード。

Lust:Love at first sight(ひと目で心惹かれる)
Love:Love for a long time(ずっと愛し続けたい)

「フェアレディZ」は、ひと目見たときに、スポーツカーとしての新しさを感じさせ、時代を経ても飽きられることがなく、愛され続けるデザインを目指しています。長い歴史を通じて脈々と伝わってきた「Z」らしさ(“Z”ness)を受け継ぎつつ、随所にスポーツカーとしての新しさ(Newness)を盛り込み、それらを高い品質(High Quality)でまとめあげることができました。
高性能を誇るのではなく、高性能を美しく表現した車。それが、新しい「フェアレディZ」です。

1. 新技術が生み出す次世代の走り

(1)「FMパッケージ」がもたらす心地よい走り
新車両レイアウトによる性能革新と部品単位の技術改良から生まれた新世代「FMパッケージ」を採用。ダイレクトで気持ちの良い操舵感と、ドライバーの意のままの走りを実現しました。さらに「FMパッケージ」がもたらす最適な前後重量配分とR34型「スカイラインGT-R」で好評の、イタリアBrembo社製ブレーキにより、高い制動性能と剛性感のあるペダルフィールを両立させています。

(2)スポーツフィールを生み出すVQ35DEエンジン
新開発の3.5リッターV型6気筒エンジンVQ35DEは、吸気ポートの設計の見直しや、CVTC(連続可変バルブタイミングコントロール)によるパワーレンジの拡大により、発進加速や高速での追い越し性能だけでなく、街中の走行にも適したトルク特性を発揮します。さらに、電子制御スロットルによりドライバビリティを向上させるとともに、スポーツカーにふさわしい快適なエンジン音を実現する高剛性ブロックなどを採用しました。

(3)新開発6速マニュアルトランスミッション
新開発の6速マニュアルトランスミッションは、「Z」の為に開発されました。1〜5速をクロスレシオにしてスポーツカーに相応しい加速感を実現しています。先進の構造解析技術を駆使した各部品の徹底的な軽量化、小型化によって、従来の5速マニュアルトランスミッションに比べても小型、軽量となっています。また、シフト操作(前後方向の動き)、セレクト操作(横方向の動き)を徹底的に解析し、スポーツドライビングにふさわしいショートでクイック感のあるシフトフィールを実現しています。加えて、シフトノブには、前後方向にはショックを吸収する素材、横方向にはダイレクトな感覚を伝える素材を組み合わせたファイングリップタイプの新コンセプトシフトノブを採用し、ハイクオリティなシフトフィールを実現しています。

2. ひと目で新しさを感じ、飽きのこないエクステリアデザイン

敏捷な走りを表現するエクステリアデザイン
「フェアレディZ」のエクステリアデザインは、初代「Z」から受け継ぐロングノーズ・ショートデッキスタイル、三角形のキャビンフォルムや、アーチを描いたルーフ形状からハッチバック開口部につながるラインなど、伝統に支えられた「Z」らしさを随所に表現しています。その上に、新しさを加え、ソフトで温かみのあるボディ形状とヘッドランプなどの部品の幾何学的な形状とを対比させるという、21世紀にふさわしい新しいデザインの方向性を示しています。
F1マシンのようにボディの重心をセンターに置き、タイヤを四隅に配置することで敏捷さ(きびきび感)を強調する一方、ボディ面には丸みをもたせ、ソフトなイメージを演出しています。また、フェンダーの張り出しを強く見せるデザインとしながら、ボディ四隅のボリュームをそぎ落とすことで、オーバーハングの短さを強調しました。18インチのホイールも、走りを予感させるデザインの一部となっています。
「プロジェクター&フリーフォーム」(ロービーム)タイプのヘッドランプは、ワイドな配光と明るさの向上を図るとともに、作りこみのよさ、素材感といったデザインの細部にもこだわりました。縦型で特徴的なドアハンドルや口径100mmのツイン・エキゾーストテールパイプにもクオリティの高さが現れています。

3. スポーティさと機能を両立したインテリア

伝統をモダナイズしたデザイン
インテリアのプランビューは、ラグビーボールのような紡錐形です。運転席、助手席部に十分なスペースを取ったうえで、フロント部、リヤ部の幅を絞り込み、スポーティ感を強調しています。独立三眼式のメーターは、ステアリングのチルト調整と連動して動き、どのようなシートポジションでも十分な視認性を得ることができます。ドアフォルムは情感ある柔らかい面構成でまとめ、ドアハンドルはそれとは対照的にシャープなデザインにするなど、エクステリアで見られた対比の妙がインテリアにも生かされています。
リヤラゲッジ内には、「Z」のロゴをあしらったストラットタワーバーが採用されています。また、なだらかに傾斜するT字形のダッシュボードやドライブコンピューター、油圧計、電圧計を配したセンター3連メーターは「Z」の伝統を受け継いだものです。さらに、メーターフィニッシャーやドアハンドルなどにアルミを採用することにより、質感の向上を図っています。また、シート背後にゴルフバッグ2個の収納が可能なラゲッジスペースやブリーフケースが収納できるセカンドラゲッジボックスを設けるなど、スポーツカーでありながら収納スペースにも十分に配慮しています。

■スペック

全長×全幅×全高

4310×1815×1310mm

乗車定員(名

2

ホイールベース(mm)

2650mm

トレッド 前/後(mm)

1535/1535

駆動方式

FR

エンジン形式

VQ35DE

トランスミッション

6速マニュアル

サスペンション 前/後

マルチリンク/マルチリンク

タイヤサイズ 前/後

225/45 R18 91W
245/45 R18 96W